ここ数日のパチンコ業界の「釘」問題について
このエルドラードマガジンで書くことでもないのだが・・・
ここ数日のパチンコ業界の「釘」問題について
うーん。ちょっとパチンコ業界の「釘」に関わるニュースが続いたので、触れてみようと思う。
パチンコ業界人、もしくはパチンコユーザーは当たり前に知っていることだけど
パチンコホールは夜な夜な釘をたたいて割数を調整している。
(メンテナンスだ!と言い張る。確かにそう言うしかないのは重々理解。)
ということで、それは警察もわかっていて、今回のように「釘曲げ」で挙げられるパターンは極めて限定されている。
①内部リーク
内部の従業員などが不満を持って、あえてリークするケース(警察は通報を受けた以上、アクションせざるを得ない)。
最近では深夜の釘をたたく時間は証拠を残さないために防犯カメラを止めるのはホールの常識である。
②苦し紛れの印籠
警察が何かしらの別の目的で挙げる気満々で入ったものの、空振りし、手ぶらなわけにいかないので伝家の宝刀「釘曲げ」という苦し紛れの印籠を出す。
③所轄に変なヤツが現れた
警察の担当が正義感なのか憂さ晴らしなのかわからんが、空気読まない謎の鬼チェック。
過去の例でいう数年前に群馬の「A」という所轄担当者が大暴れした件だ。地元D社は大変だったろう。
そもそも店は釘を営業のため(割数調整目的)に叩くことは認められていない。
あくまでも工場出荷時の保通協を通った状態に近い状態メンテナンスするために店は釘をたたいている。
(最近では釘シートたる目安を使って、シートの範囲に収める)
が、これはあくまでも建前だ。
それでは仙台の「釘曲げ」について。
このお店についてはよくわからないが、報道を見る限り、
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玉が出る確率を変える方法を教えていたとして、東京都台東区上野の会社「グランドライン」の社長の男(52)=同荒川区=と、講師の男(34)=同千代田区=を、風営法違反(無承認変更)幇助(ほうじょ)の疑いで仙台地検に書類送検し、発表した。
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この部分は斬新だね!
まず「くぎ学校」という表現が「なんじゃそれ?」というスペシャルワードである。
ギャンブル全般の取材をしてきたが、パチンコ業界で「当社は【くぎ学校】でございます。」なんて言ってる会社最近きいたことないな。いつの時代だ?
このグランドラインという会社の社長
どうも前職はOJ社という「デジタル釘ノギス」とその運用方法をコンサルしていた会社のOBのようだ。
色々な業界人に聞いてみたが、この業界で「釘の先生」といえば
フィリピン好きの「J〇A」社(終了)
前述した「OJ」社
今回台東区のくぎ学校ということで1番疑われてしまった〇〇塾
Pアー〇あがりのコンサル会社
「Nブ」という熊さん
平和上がりの北関東のコンサルNさん
自ら「ゼ〇ス」を名乗る変態オヤジ
とかが有名らしい。
ただ、このグランドラインは知らんという人が多かった。かわいそうに。社名からして、海賊王を目指しているのは見え見えで透け透けだが「王」への道のりは遠そうだ。
以前、ゼ〇ス氏の会社にも似たようなことがあったと聞いたけどこんな顛末にはなっていない、現在もピンピンしていて、セミナーしてるそうだ。名前もそうだが知名度的に「海賊王」に近いのはむしろゼ〇スの方かもしれない。
次に京都の件
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「捜査関係者によると3人は共謀。府公安委員会の承認を得ずに5月29日と31日、パチンコ台2台の中央にある玉の入賞口のくぎをハンマーなどで曲げて不正に改造した疑い。5月に通報があり、府警が調べていた。
くぎを意図的に曲げて改造する行為は出玉の増減につながり、射幸心を過度にあおるなどとして原則、風営法で禁じられている。修理など正当な理由がない限り、認められない。
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これははっきりと「通報」と出ているから
「客」or「従業員」のチクリと考えていいんじゃないかな。録画もされたのかな?
それにしても気になるのがタイミング。偶然にしてもタイミング良すぎじゃないか?京都府警さん。ちょっと前の新潟大手の自家買い問題の件も含めて、続きすぎじゃないかい?
さあ、ここで気を付けたいのはパチンコホール運営サイド。
従業員は日々の憂さ晴らしから、いつでも動画に収めて、「反逆しよう」「つぶしてやろう」と考えているかもしれない。
客は負けの腹いせから、いつでも動画に収めて、反逆しようと考えているかもしれない。
パチンコホール運営サイドの皆さん、あらためて釘には気を付けましょう!